池上英樹(4)2007年05月30日 09時40分23秒

打楽器の作品は当然ながら一曲一曲使用する楽器が違います。

オーケストラに使用するようなシンプルな西洋打楽器から、民族楽器、更には自作しなければならないようなものまで多岐に渡ります。

僕がミュンヘンコンクールの時にやった曲では特に楽器指定もなく、音程関係だけが示されている曲等もあり、いろんな楽器が欲しかったのですがお金もなかったのでいくつかは100円ショップ?!(本当です)でも調達しました。。。

今トライしている作品も、楽器は指定なしで、ある発音の感じと似ている音の楽器を探せ!というものもあります。

毎回四苦八苦していますが、ただやることに意味があるというだけのことではないので、やはりその作品の肝心な部分まで到達できるよういろいろな方向から勉強しています。

今はさらに演劇的な方向に向かっています。

7月に初演する作品も声や少し演技的なものも組み込んで作ってもらっています。

以下先日演奏したケヴィン・ヴォラン(作曲家)の言葉から引用します。
この言葉は現代音楽全般に通じること、そしてクラシックとして評価が確立されている(ように見える)作品についても言えるのではないでしょうか?

「トーキングドラムを含んでいる音楽のコンサートでは、ドラムスがメッセージを中継するのに用いられるとよくいわれています。でも、不思議に思うのは、私たちはこれを話せますか?このいくらかのメッセージを理解しようとして、私たちはこの音楽を違ったふうに聞かなければならないでしょうか?または、彼らが伝達しているかもしれない重要なニュースを抜きにして、私たちは絶対音楽として音を評価しているでしょうか?そして、理解されていないことを知っている上でメッセージを送り、エネルギッシュにパフォーマンスしている彼らはどうでしょうか?
この混乱させるイメージはShe Who Sleeps With A Small Blanket へ最初の創作意欲と刺激を与えました。 K.ヴォラン」

池上英樹
オフィシャルHP http://www.hideki-ikegami.com

仲道祐子(4)「美容院」2007年05月30日 09時49分49秒


明日は長谷川陽子さんとご一緒に静岡でコンサート。マチネーのため日帰り予定。

従って、今日の午後は陽子さんとリハ。リハ時の写真、撮り忘れなかったら明日か明後日のブログに添付致します。どうぞ、お楽しみに~!

長谷川陽子さんと私、実は同じヘアースタイリストさんに髪の毛を切って貰っています。正確に言いますと、ある日、コーヒーを飲んでいる陽子さんのヘアースタイルを見て突然、「ねぇ、髪の毛どこで切っているの?」と質問。どこそこの店の何々さん、と教えて貰い早速後日にそこに電話してみた・・・・という押しかけ方式、同じヘアースタイリストです。

ところで、(女性の)みなさん、シャンプー後の濡れた髪を乾かす時ってちゃんとドライヤー両方の手で持ち替えて使っていますか?

私は専ら利き手である右手にドライヤーを持って全体をガーッと乾かす派だったのですが、それだと頭の右側の髪が撥ねてしまうのだそうな・・・。「頭の左半分は右手にドライヤーを持って上からかける、右半分は左手に持ち替えて上からかける、ちょっと試して見て下さい。」とそのヘアースタイリストさんに教えて貰い、即自宅で実験してみましたとも。左手を使いこなす事に慣れるまで一週間くらいかかりましたが、それまでくせっ毛のせいもありとても苦労していた髪の撥ねが見事に納まり、正に目からうろこでございました。

稀に、朝時間が無く以前のように右手だけでガーッと乾かしてからヘアーサロンに行くと「あ、今日は右手で髪の毛乾かしてきましたね。」・・・プロの目、恐るべし。

後、もう一つ教えて貰って「なるほど~」だったのが「髪をアイロンで巻くときは、事前にヘアーワックスを塗ってから巻いて下さいね。持ちが違います。」
正しくその通りでした!長い髪の皆さん、試して見て下さいませ。

ただ、残念な事にコンサートの時はこの方法が使えない事がまま、あります・・・。大体いつも本番ちょっと前に最後の髪の仕上げとして髪を巻いているのですが、ワックスというのは触ると手がベタベタするのです。当然ベタベタの手ではピアノは弾けないので石鹸で手を洗いたいのですが、石鹸を求めて廊下の端のほうまで行かなくてはいけない場合、本番までの限られた時間内ではなかなかそこまで出来ない、ああ、残念。となります。

いつも思うのですが、美容室というのはなかなかの激務。営業時間も長いし、営業中は食事している暇がほとんど無いくらい忙しそう。「うちに帰って何かしたい時はねえ、座ってはいけないんですよ~。」とカラー担当の方がおっしゃってました。「座るとそのまま動けなくなって、朝まで寝てしまう事もあるので・・・。」

確かに。一度座ってしまうともう一度立ち上がるのが面倒な事って多々、あります。

ああ、だから、私はピアニストになれたのかしら?一度ピアノの前に座ってしまったら、次に立ち上がる気分になるまでは必然的にさらってしまいますものね。

今日は、思いっきり止め処も無い雑談のみとなってしまいました。

せんくらでは長谷川陽子さんと私、一緒のステージに立っているのをご覧になって、ふむふむ、と髪型を眺めてみてくださいませ。