池上英樹(7)2007年06月02日 10時25分16秒


この1週間も楽器のこと音楽のことばかり書いてしまいました。去年はふざけたこともいっぱい書いたような気がしますが、今はこのモードです。お付き合いくださってありがとうございました。

僕は何度か書いたかもしれませんが、歌の先生にずっと習って、それを打楽器に置き換えてやってきました。

それはなによりも歌が好きなこともあるでしょうが、打楽器でもっと皮膚感覚に通じる何か、内面を外に出せる何かを心から欲していました。

歩みはのろいですが、自分の思う音に向けて。。。

その発展途上の中ではありますが、せんくらでまた聴いていただけるのを励みに、毎日、富士山の麓で考えながら練習しています。

池上英樹
オフィシャルHP http://www.hideki-ikegami.com

仲道祐子(7)「裏切りの日?!」2007年06月02日 10時26分59秒

5/31コンサート後の取材風景

出先で知人に偶然出会い、話に花が咲く事って良くありませんか?今日の私も正にその状態でした。そこで、知人と別れてからハッと我に返って、「そう言えば今日はリハの日。何時からだったかしら?携帯メールに連絡が入っている筈なんだけれど・・・。」と携帯を覗いて見ると、16:30からリハの予定。
ふと時計を見るともう既に16:00。ここからリハ場所への移動に少なくとも一時間はかかる、全然間に合わないじゃない!!!遅刻だ~・・・・・・と、大変焦っている夢を今朝見ました。典型的な、余裕の無い時に見る夢です。

さてさて、今日のタイトルは「裏切りの日」。リハーサルの相手に対する裏切りでは無いですよ。今日、6月2日は旧暦でですが本能寺の変の日。で、明智が信長を討った日という事で今日が「裏切りの日」なんですって。(これは本当。)

本能寺の変に対して誰しもが感じているのではないか、と思うのですが、「どうして織田信長ほどの人物がこの日こんな迂闊なミス(?)をおかしたのか」このあたりに諸説入り混む余地があり、歴史小説大好き人間としては読み物が一杯あって興味深い限りです。

以前、TVで本能寺の変を検証する・・という番組が放送されていて面白くてつい見入ってしまった事があります。鎧を身に着けた人が一人出てきて、「歩くとこんな音がします。」と実験。ちゃらちゃらちゃら・・・と結構うるさい。

それが2万人の大群になって京都を取り囲むと本能寺ではこのくらいの音量として聞こえている筈。と、現代での生活で聞こえる物音が例としてあげられていましたが、詳しくは忘れました。(ああ、説得力まるで無し。) 印象としては、「こんなにうるさく聞こえているの?仮に、余程飲んでいたとしても気が付きそうなものだわねぇ。」という騒がしさ。

ここでまた「もし・・・?」がいろいろ想像されてしまう訳ですが、何がどう信長の計算違いだったのか、興味は尽きません。

織田信長も好きですが、西洋史で織田信長と良く比較されるチェーザレ・ボルジアも興味があります。妹ルクレツィア・ボルジアは政略結婚を兄チェーザレとローマ教皇の父との都合により繰り返し・・・と織田信長の妹のお市の方と比較され、歴史の流れ的にも小国分裂期に活躍した人物、と設定も似ています。

これに興味を持ち始めると、塩野七生さんの「チェーザレ・ボルジア」の本を読まずにはいられない、そうなると塩野七生さんのファンにならずにはいられない。で、更に、塩野七生さんが大絶賛している英雄「ユリウス・カエサル」とはどんな人物だったのか、読まずにはいられなくなる。で、つまりは、古代ローマの事が書かれている塩野七生著「ローマ人の物語」を読まずにはいられない・・・・。となるのです。

これ、現在十何巻まで出版されているのか定かでは無いのですが、一冊だけでもかなりの分厚さ。内容もかなり専門的な事が書かれているので、ちゃんと理解しながら読もうとすると、私のペースでは一ヶ月一冊。途中で休むと流れが分からなくなってしまうので、せっせと読み続けなくてはいけないのですが、待望の「カエサル」は4,5巻にて登場。つまりそこまで到達するのに4,5ヶ月近くかかる訳ですね。そうすると、ちょうどカエサルのあたりに辿り着いたときに「ああ、どうしよう。必死にとりかからないと間に合わないかも!」という出来事があったりして、ただ今5巻目で挫折中。また4巻から読み直さないと話の詳細が分からないだろうなぁ・・・・。いつになったら読破できるかしら???「リハに遅刻する!」なんて夢を見ている状態なので現在はお休み中ですが、いつか、何ヵ年計画で絶対読破します!こんなに面白い本、読まずにいられるものですか!

あら、当初書こうと予定していた内容から大分脱線してしまい、しかも長くなってしまった・・・なので要点だけで今日本当は書く予定だった事を書かせて下さい。

今日のテーマは「裏切りの日」。私の当初書きたかった事は、「せんくらはきっと(良い意味で)裏切りの無い日々になることでしょう」。これだけのコンサートの数、その内容のバラエティー豊かさ、それらを集中して経験出切る環境が整っている・・なんて「せんくら」以外に考えられます?私も10月6,7,8日とフルに出演しておりますので、皆さん是非是非いらしてください。皆さんに「せんくら」でお会い出来ますこと楽しみにしています