波多野睦美(1)2007年06月17日 09時47分03秒

仙台のみなさま、こんにちは。
この秋、美しい杜の都で一日中歌いまくることを、心より楽しみにしています!

さて今回用意しましたプログラムのいくつかは、400年前のシェイクスピアの時代にイギリスやイタリアで盛んだった音楽。私たちデュオが日頃から最も愛奏しているジャンルです。

クラシック音楽の中でも、その「地味さ」において右に出るものはない(意:知られていない)ジャンルですが、みなさまに耳なじみがないかというと、これがそうではありません。日本全国このメロディが一日に何回流れるか、想像もつかないほどポピュラーな「グリーンスリーヴス」は、この時代の流行歌です。

電話の「おまたせメロディー」に使われるのは言うに及ばず、うちの近所では「卵売り」の車がこのメロディーと共にやって来ます。合間にニワトリの「コケーッ」という鳴き声付き。これは原曲にはありません。

この歌、実はこんな内容です。
「グリーンスリーヴスよ、僕は君に 人生も土地もすべて捧げたペチコートも買ってあげた あれも これも買ってあげた。。。」

綺麗なレディ、グリーンスリーヴスにほれぬいて、捨てられ、なおあきらめのつかない哀しい奴。しかし彼の思いは美しいメロディーにのって、400年後の極東の国にまで届いたのでした。あきらめが肝心、とは限りませんね。

米良美一(1)2007年06月17日 09時48分53秒


もうすぐ"せんくら"の季節がやってくる。
今年もまた、私を大好きな街・仙台へ呼んで下さる事に、喜びと感謝を
感じずにはいられない。このブログを書きながら、仙台のあたたかい皆
さんを前に歌えるその日を、心から楽しみにしている。

今日は父の日だ。
昨日から宮崎シーガイアのホテルでのディナー・ショウの為に、故郷へ
来ている私は、今日、何年かぶりに父の日を親と過ごしている。いつも
遠く離れて暮らす一人息子のボクは、こういうイヴェントの日くらい、
何か愛情を形にして両親に伝えたいものだ。生歌でもプレゼントしよう
かなあ・・・それともやっぱり現金!?

いやいや一番は一緒に過ごす時と空間が最高の演出で、親子の絆を太
く、強くしてくれるに違いない。めーいっぱい甘えてこよう!