渋谷由美子(5) ― 2007年07月05日 09時31分41秒
今日も朝から雨が降り、時折たたきつけるような激しい雨が、街を行きかう人々を容赦なく襲っています。
このような時は外出も控えるようになるので、スーパー、デパートは売り上げが落ちるそうです。街は夏のセールに入ったというのに。
このようなお天気のときは、静かに音楽を聴きながら過ごすのがいいのかもしれません。
私は古い録音のクライスラーのセピア色した音色と、グレーの雲が空を覆った光景とがマッチして、自分勝手に20世紀前のウィーンを想像しています。
ウィーンの洒落た街並み、この街の往時へのノスタルジーをかきたてられます。
ひょうたん型のヴァイオリンケースを小脇に抱え、トレンチコートの襟をたて、帽子をかぶり、少し前かがみで小雨の中を急いでいる姿を想像すると、このいやなお天気もなんだかロマンティックになってきます。
「愛の悲しみ」にこのような雰囲気を冒頭の部分に感じるのですが、、。
このような時は外出も控えるようになるので、スーパー、デパートは売り上げが落ちるそうです。街は夏のセールに入ったというのに。
このようなお天気のときは、静かに音楽を聴きながら過ごすのがいいのかもしれません。
私は古い録音のクライスラーのセピア色した音色と、グレーの雲が空を覆った光景とがマッチして、自分勝手に20世紀前のウィーンを想像しています。
ウィーンの洒落た街並み、この街の往時へのノスタルジーをかきたてられます。
ひょうたん型のヴァイオリンケースを小脇に抱え、トレンチコートの襟をたて、帽子をかぶり、少し前かがみで小雨の中を急いでいる姿を想像すると、このいやなお天気もなんだかロマンティックになってきます。
「愛の悲しみ」にこのような雰囲気を冒頭の部分に感じるのですが、、。
中川賢一(5) ― 2007年07月05日 09時32分00秒
仙台クラシックフェスティヴァルの中で私のソロを行う日は、当然といえば当然ですが、私の大好きな曲を演奏させていただきます。
フランスものはブログでも書きましたが、私の憧れです。
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ・・・は私の今までを通して演奏してきた曲で、大学に入って最初に覚えた曲です。そのときライマー=ギーゼキングのピアノの教本にはまっていて、確か、「譜面を読んだら、どのようなタッチで、どのような表現で弾くか完全に意識できて、暗譜するまで実際のピアノに触ってはいけない」といったものだったと記憶しております。それを真に受けて本当に数日うなりながらピアノに触らず、覚えた曲です。
今ではもちろんさすがに、そのような覚え方は不可能ですが、何も知らないというのはある意味で怖いと思いました。自分の生活で、なにか壁にぶちあたったり、またはとてもいいことがあったときなど様々な節目に、いつも自分のために演奏してきた曲です。
母親のお通夜にも私の演奏の録音を流し、法要でも母の遺影の前で演奏した曲です。他にも様々な意味合いを持った曲です。
ちなみに、この曲のタイトルが思わせぶりですが、実は特にラヴェルの中で実際誰か「亡き王女」が存在していたわけではなく、フランス語で実際音声にした時にとても素敵な響きだったからその題名にしたといわれております。なかなかしゃれた名前の付け方ですね。これが「パヴァーヌ第一番」だったらここまで有名ではなかったかもしれませんね・・・この曲はとてもゆったりした曲なのですが、実際のパヴァーヌはもっと速いというのももともとの意味と違って、なかなか興味深いです。「パヴァーヌ」とは「孔雀の踊り」とも言われていて、そういった意味ではむしろラヴェルが作曲したようなゆったりとした音楽は題名にあっていると思われるのですが・・・昨年ブレイクした「のだめカンタービレ」でもオーケストラバージョンで流れていたそうですね。でだしのメロディーはホルン・・・実は私は中学校の時にホルンを吹いていました・・・何かと奇遇です。
ちなみにこの曲、彼がパリ音楽院在学中の作曲ですが、すでに彼のトレードマークにもなる曲を書いていたとはなかなかですね・・・
ドビュッシーのアラベスク第一番は「アラベスク」というのがそのままの訳だと「アラビア風」とでもなるのでしょうが、アラブから沢山輸入された絨毯が唐草模様で、素敵に線が絡んでいる様子を現しているともいわれておりますが、非常に素敵な曲ですね。「月の光」は説明の必要がないほど有名な曲ですが、何回演奏してもピアノの和音のポジションの配置の仕方に惚れ惚れします。
以上の曲はとても気持ちのいい曲です。時々思うのですが演奏会中に気持ちがよくなったら寝てもよいのではないかと思うことがあります。周りに迷惑さえかけなければ、お金を払って来ていただいているのですから・・・私のこの曲でもし気持ちよくなったら是非目をつぶり、「寝て」みてください・・・いびきだけはかかないように・・・・・
フランスものはブログでも書きましたが、私の憧れです。
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ・・・は私の今までを通して演奏してきた曲で、大学に入って最初に覚えた曲です。そのときライマー=ギーゼキングのピアノの教本にはまっていて、確か、「譜面を読んだら、どのようなタッチで、どのような表現で弾くか完全に意識できて、暗譜するまで実際のピアノに触ってはいけない」といったものだったと記憶しております。それを真に受けて本当に数日うなりながらピアノに触らず、覚えた曲です。
今ではもちろんさすがに、そのような覚え方は不可能ですが、何も知らないというのはある意味で怖いと思いました。自分の生活で、なにか壁にぶちあたったり、またはとてもいいことがあったときなど様々な節目に、いつも自分のために演奏してきた曲です。
母親のお通夜にも私の演奏の録音を流し、法要でも母の遺影の前で演奏した曲です。他にも様々な意味合いを持った曲です。
ちなみに、この曲のタイトルが思わせぶりですが、実は特にラヴェルの中で実際誰か「亡き王女」が存在していたわけではなく、フランス語で実際音声にした時にとても素敵な響きだったからその題名にしたといわれております。なかなかしゃれた名前の付け方ですね。これが「パヴァーヌ第一番」だったらここまで有名ではなかったかもしれませんね・・・この曲はとてもゆったりした曲なのですが、実際のパヴァーヌはもっと速いというのももともとの意味と違って、なかなか興味深いです。「パヴァーヌ」とは「孔雀の踊り」とも言われていて、そういった意味ではむしろラヴェルが作曲したようなゆったりとした音楽は題名にあっていると思われるのですが・・・昨年ブレイクした「のだめカンタービレ」でもオーケストラバージョンで流れていたそうですね。でだしのメロディーはホルン・・・実は私は中学校の時にホルンを吹いていました・・・何かと奇遇です。
ちなみにこの曲、彼がパリ音楽院在学中の作曲ですが、すでに彼のトレードマークにもなる曲を書いていたとはなかなかですね・・・
ドビュッシーのアラベスク第一番は「アラベスク」というのがそのままの訳だと「アラビア風」とでもなるのでしょうが、アラブから沢山輸入された絨毯が唐草模様で、素敵に線が絡んでいる様子を現しているともいわれておりますが、非常に素敵な曲ですね。「月の光」は説明の必要がないほど有名な曲ですが、何回演奏してもピアノの和音のポジションの配置の仕方に惚れ惚れします。
以上の曲はとても気持ちのいい曲です。時々思うのですが演奏会中に気持ちがよくなったら寝てもよいのではないかと思うことがあります。周りに迷惑さえかけなければ、お金を払って来ていただいているのですから・・・私のこの曲でもし気持ちよくなったら是非目をつぶり、「寝て」みてください・・・いびきだけはかかないように・・・・・
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