仲道郁代(3)2007年09月11日 09時36分24秒

最近郁代さんがはまっていること、それは「和の世界」です。
中でも「お茶の世界」には、毎月1回のお稽古をかかさず続け、すっかり魅了されているようです。

「お茶」のお稽古、郁代さんは昨年10月から通い始めました。
昨年の秋から今年の秋までを「デビュー20周年」と位置づけ、昨年10月に行った大阪ザ・シンフォニーホールでのリサイタルを皮切りに、11月5日には紀尾井ホールでベートーヴェンの超大曲「ハンマークラヴィーア」を含む「オール・ベートーヴェン・プログラム」のリサイタルを予定していましたので、突然郁代さんが「私、お茶のお稽古に行くことにしたの」という言葉に、すぐさま「えっ、でも、この時期じゃなくても!」と反対。

思えば、私は郁代さんに何でも反対するマネージャーです。「車の免許を取りたい」という郁代さんにも反対し続け、同僚に「仲道さんは、取ると決めたら取る人ですから、これからは彼女にいかに安全に運転してもらうかを考えましょう」となだめられたこともありました。今では車のない郁代さんは考えられないほどで、来週はなんと車の専門誌の取材を受けることになっていますし、私もコンサートの帰りなど助手席に乗せていただいたり・・・。感謝しています。。。

そして当初は反対していた「お茶」ですが、先日TVの取材でお稽古風景を撮影いただくことになり、私もその魅力、奥の深さに、少しだけ触れることができました。

まず感じたのは、何よりも「お茶の世界」は「心づくし」の積み重ねだということ。お稽古の時から、季節のお花、季節のお菓子、その時々に応じたお道具を準備なさいます。そのご準備も、何日も場合によっては何ヶ月も前からお考えになって、心を尽くされるそう・・・。

そして、「お茶の世界」は敷居が高い、とかたくなに信じていた私をホッとさせてくれたのが、お茶のお道具のひとつに、会によっては洋の世界で使われるナプキンリングを使うこともあるのよ、という先生のお話。もちろん由緒正しいお道具も、高価なお道具も使われるのでしょうが、何か思い入れのある品々をお道具として使う、そしてその理由をお客様に披露し心と心のやりとりをする・・・そんな、深く広くあたたかく世界。本当に素晴らしいですね。

ドタバタと過ごしている毎日。明日の準備どころか、1時間後の準備をしている日々・・・。

いつもぐちゃぐちゃのデスクですが、お花でも活けてみましょうか。
書類の山が崩れて水がこぼれると大変ですから、小さなグリーンにしましょう!

郁代さんが「お茶」のお稽古をしている様子は、次の番組でご覧いただけます。

「輝きの法則」 仲道郁代篇
2007年9月26日(水)22:48~22:54放送予定 TV東京系全国6局ネット
http://www.tv-tokyo.co.jp/kagayaki/

そして珍しい郁代さんの着物姿は、9月25日発売の「クロワッサン」“着物の世界”も、あわせてご覧ください。

ジャパン・アーツ 寺沢光子

コメント

_ 偲 ― 2007年09月11日 15時20分06秒

私も勤めている時は茶道部でした。そんなに気取らず、お金もかかりすぎなければいいですよね。郁代様、サイドビジネスの準備も着々と進んでおられますこと。

_ minuetto ― 2007年09月11日 20時03分45秒

和の世界の宇宙と、音楽の宇宙の共通点は何ですか、郁代さん

_ Haya ― 2007年09月13日 00時11分42秒

お忙しいスケジュールの合間を縫って、リフレッシュされているのですね!
思い立ったら即実行に移す、そして極める・・・
ピアノだけではなかったのですね!
でも、寺沢さんが「反対勢力」だとは思いませんでした・・・意外ですね!

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