佐々木真史(5) ― 2007年08月09日 09時33分56秒
=ヴィオラの魅力=
ヴィオラの魅力って何ですか?とよく聞かれます。改めて聞かれると答えにくいですが、とにかくヴィオラが好きです。自分にはこれしかないなといつも思います。
そういえば、作曲家の中にも、ヴィオラを愛した人はとても多いのです。バッハ、モーツァルト、ブラームス、ドヴォルザーク、ヒンデミット等々、挙げたらきりがありません。それらの多くの作曲家は自分でもヴィオラを演奏していました。バッハは合奏の時にヴィオラを担当し、「和声の中心にいて、両側の音を聴くのを楽しんだ。」といわれていますし、モーツァルトも度々ヴィオラを弾いていました。モーツァルトの曲では、ヴァイオリンの弾いたメロディーを更に深く切ない表現にして、ヴィオラに弾かせる場面がしばしば見られます。ドヴォルザークはオーケストラのヴィオラ奏者でしたし、ヒンデミットはベルリンフィルの定期演奏会にソリストとして登場する程の腕前の持ち主でした。又、最晩年の作品に選ばれるケースも多く、バルトークはヴィオラ協奏曲が未完のまま亡くなりましたし、ショスタコーヴィチのヴィオラソナタは、死の3日前に初演者に届けられたと伝えられています。
多くの作曲家に愛されたヴィオラ― その一番の魅力は独特の音色にあるでしょう。渋みがかったふくよかな音色には、たまらない良さがあります。ヴァイオリンよりもサイズが大きく、弾くのが大変ですが、取り組みがいはとてもあります。大きさといえば、ヴァイオリンやチェロと違ってヴィオラには定まったサイズが無いのをご存知ですか?人によって様々な大きさの楽器を使っています。小さいと39cm台。大きいのは45cmを超えるものもあります。僕のは割と大きめの42.1cm。
ヴィオラ奏者は音の好みや、体の大きさでサイズを決めています。オーケストラでもよく見ていると、色々なサイズの楽器を使っているのがわかり面白いです。
次回はヴァイオリニストの鈴木まどか氏の登場です。
ヴィオラの魅力って何ですか?とよく聞かれます。改めて聞かれると答えにくいですが、とにかくヴィオラが好きです。自分にはこれしかないなといつも思います。
そういえば、作曲家の中にも、ヴィオラを愛した人はとても多いのです。バッハ、モーツァルト、ブラームス、ドヴォルザーク、ヒンデミット等々、挙げたらきりがありません。それらの多くの作曲家は自分でもヴィオラを演奏していました。バッハは合奏の時にヴィオラを担当し、「和声の中心にいて、両側の音を聴くのを楽しんだ。」といわれていますし、モーツァルトも度々ヴィオラを弾いていました。モーツァルトの曲では、ヴァイオリンの弾いたメロディーを更に深く切ない表現にして、ヴィオラに弾かせる場面がしばしば見られます。ドヴォルザークはオーケストラのヴィオラ奏者でしたし、ヒンデミットはベルリンフィルの定期演奏会にソリストとして登場する程の腕前の持ち主でした。又、最晩年の作品に選ばれるケースも多く、バルトークはヴィオラ協奏曲が未完のまま亡くなりましたし、ショスタコーヴィチのヴィオラソナタは、死の3日前に初演者に届けられたと伝えられています。
多くの作曲家に愛されたヴィオラ― その一番の魅力は独特の音色にあるでしょう。渋みがかったふくよかな音色には、たまらない良さがあります。ヴァイオリンよりもサイズが大きく、弾くのが大変ですが、取り組みがいはとてもあります。大きさといえば、ヴァイオリンやチェロと違ってヴィオラには定まったサイズが無いのをご存知ですか?人によって様々な大きさの楽器を使っています。小さいと39cm台。大きいのは45cmを超えるものもあります。僕のは割と大きめの42.1cm。
ヴィオラ奏者は音の好みや、体の大きさでサイズを決めています。オーケストラでもよく見ていると、色々なサイズの楽器を使っているのがわかり面白いです。
次回はヴァイオリニストの鈴木まどか氏の登場です。
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