前橋汀子(6)2007年08月24日 10時26分49秒

こんにちは。

まずは、マスネの「タイスの瞑想曲」から。
マスネはフランスの作曲家で名作オペラを書き残しました。その中のひとつが、この「タイス」です。アナトール・フランの傑作として知られる小説をもとに作られました。「瞑想曲(Meditation)」は劇中第2幕第1場と第2場の間奏に使われる曲で、神か悦楽か二者択一の道に迷う遊女タイスの胸の中を音で表現したといわれています。その美しさゆえに単独に取り出され、ヴァイオリンだけでなくチェロやフルートなどでも演奏される機会の多い名曲です。

次に、シューベルトの「アヴェ・マリア」。
原曲はスコットの「湖上の美人」から詩を取った、乙女エレンが父の罪が許されるように湖畔の聖母像に祈る歌。ドイツのヴァイオリニスト、ウイルヘルミがヴァイオリン独奏曲に編曲して大変有名になった小品。

今日はこのあたりまで。また明日。

前橋汀子

コメント

_ suger ― 2007年08月24日 15時31分34秒

「タイスの瞑想曲」は思い出の曲。二年前に急逝した友人が最後に弾いてくれました。久しぶりに弾いた彼女はあまりに弾けなくなっていることにがっかりしていました。(20年ぶりだから無理もない)それでもちゃんと暗譜できていましたから、私はすごいと思っていましたが。

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