楽都仙台の支え2007年05月02日 09時45分08秒

いよいよゴールデンウィーク、皆様どのようなお休みをお過ごしですか?
連休前半の仙台はとてもいいお天気で、地下にこもって仕事している場合じゃない!と心から思いました。

が、仙台国際音楽コンクール本番も間近に迫り、どの仕事も佳境を迎え、事務所は連日活気づいています(=切羽詰まっています)。

週末には、コンクールを支えるボランティアの皆さんの勉強会が毎週のように開催されています。

「コンチェルト」というコンクール情報誌を発行するなど、市民の目線でコンクールの広報を行う広報宣伝サポート部門、出場者のホームステイを受入れるホームステイ受入れ部門、語学力を活かして出場者のよろず相談窓口となり仙台滞在をサポートする出場者サポート部門、そして、昨年の「せんくら」でもその粛々とした運営で101のコンサートをほぼ定刻どおりにまわし、各方面から絶賛された来場者の受付などを行う会場運営サポート部門。この4部門からなるコンクールボランティアは総勢370名あまり。

皆さん、お休みの日やお仕事が終わったあと、家族の夕食の準備を整えてからなど、時間を遣り繰りして、勉強会や運営会議に駆けつけてくださる…、本当に頭の下がる思いです。

仙台のクラシック音楽シーンはたくさんの市民ボランティアの皆さんが支えているのです。

ところで、仙台のクラシック音楽シーンを支えると言えば忘れてはならないのが仙台フィルハーモニー管弦楽団。

広報宣伝サポートボランティア発行の情報誌名のとおり、コンチェルトが課題曲の中心の仙台国際音楽コンクールは、セミファイナル、ファイナルを仙台フィルと共演してその演奏を競います。

仙台フィルは、ヴァイオリン部門、ピアノ部門合わせて35の課題曲を準備してコンクールに臨むわけで、3回目を迎える今や、仙台フィルのコンチェルトは、ソリストの魅力を存分に活かしたすばらしい音楽です。

10月のせんくらでも、そんな仙台が培った素敵な音楽を楽しんでくださいね!

仙台市市民文化事業団
丹野裕子