つのだたかし(5)2007年06月28日 09時15分36秒

雑誌のインタビューなどで いつも必ず訊かれることがある。
リュートの魅力とは?

登山家に山の魅力は、とか なぜ山に登るのかなどという質問に似ているのかもしれない。
そして、空気が澄んでいるから、とか、達成感があるから、とかの答えになるのだろうか。
一言では言えない。
難しい質問だ。

でも最近はリュートの魅力は音が静かなことと答えるようにしている。
たしかに私は静かな音や音楽が好きだ。
リュートはちょうど人が静かに話し合うぐらいの音量で、
熱弁を振るう、がなり立てる、というようなイメージではない。

音楽の世界では、声量がある、楽器がより大きく鳴る、というところが
価値観の基準のひとつになっているふしがあるが、
そこから見ると私の価値基準は少しちがっているようだ。

コメント

_ 稜子 ― 2007年06月28日 13時25分22秒

私はバイオリンを習い始めたところですが、弦楽器の響きが好きですね。それも弓より指ではじくほうがいいです。そこまでのテクニックはまだないですけど。

_ モレーノ ― 2007年07月10日 14時30分22秒

リュートの典雅な響きはリュート固有の物だと思います。ダウランドなどはやはりリュートの本物の響きが興をそそります。他のピリオド楽器はただの古物と微妙なところです。情緒が表現出来ない楽器など音楽と言えましょうか。しかし、クラシックギターをはじめ、モダン楽器で無理な奏法を強いられる耳には不幸が訪れると言わざるおえません。尚、当ブログですが、全体を通じていちいち検閲が行われるのは音楽の精神が理解できてない者のやることで、真に聴衆に開かれたフェスティバルとは言えません。

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