及川浩治(6)2007年07月20日 10時35分25秒

チャイコフスキーの聴き所
この曲は出だしが有名。
チャイコフスキーの音楽の持つ豪華絢爛さと美しいメロディに溢れた名人芸的難曲で数あるピアノ協奏曲の中でも、最も人気のある芸術的な完成度の高い名曲です。
最初から最後まで聴き所満載です。
お楽しみに。

長谷川陽子(6)2007年07月20日 10時40分33秒

せんくらでも共演の福田進一さんと

チェロを抱えて旅すると、よく「それは何ですか?」と尋ねられます。
特に海外に行くと外国人は積極的なのでしょうか、そこからどんどん話が展開してストリートパフォーマンスをやりそうになって、同行のスタッフに「こんな
所で弾くなんてやめて下さい!!」と計画阻止され、あえなく断念したり・・・毎回ちょっとした面白い出来事があります。

飛行機ではチェロ用にもう一席買います。でも、出てくる機内食は一人分です。

一度「チェロ君の食事は?」と興味津々で聞いてみたら、キャビンアテンダントさんはにっこり微笑み、「かしこまりました。ですがMrチェロのお口はどこに
あるのでしょう?」

また以前フランスで乗り継ぎ待機中に、風邪が悪化して空港内の医務室にかけこんだのですが、そこのお医者さんは昔はチェロを習っていたそう。私の
診察もそこそこに「是非チェロを見せてほしい!」と、診察ベッドに楽器ケースを乗せしばし音楽談義。世の中いろんなチェリストがいるとはいえ、診察ベッドに病人さしおいてチェロが乗った例はそう多くはないでしょう?!
おかげで私の診療代はタダでした^^
さて帰ろうとすると、そのお医者さん、「久しぶりにチェロを弾きたくなってきた」。それを聞いて何だかとても嬉しくなりました。
チェロを通じて色々な人と小さな心の交流が出来るのは、なんとも幸せな瞬間です。

プロデューサーノート<立川志らくさんのコマ>2007年07月20日 18時44分01秒

トーク重視のせんくらのなかでも、今年の立川志らくさんはユニークな位置づけだと思います。
昨年の林望さんは歌われますし、五嶋節さんはプレイこそしませんが、お子様お二人は隠れもない演奏家ですし、割と分かりやすい人選だったかと思います。

さて、志らくさんは何をやってくださるのでしょうか。

実はまだ分かりません。ご本人の気分が盛り上がったところで、直前にお決めいただければ良いと思っています。

志らくさんをお招きした理由は、「志らくさんは存在自体がアーティスティックである」ということにつきます。クラシック音楽との関わりで言えば落語家の方でもクラシック音楽好き、あるいはマニアは少人数ですがいらっしゃいます。志らくさんは、そういうわけではありません。

・・・・・・・・・・・・・・・・
彼がやっていること=落語、シネマ落語、芝居、演出、映画監督、ブログhttp://white.ap.teacup.com/shiraku/

彼が好きなこと=昭和歌謡(藤山一郎とか岡晴夫とか)、落合監督、俳句

彼の名前の由来=師匠の立川談志さんがフランスでまだパリ市長時代のジャック・シラク氏と会って「あれはなかなか立派な人間だ。大統領にもなるかもしれない。だからお前の芸名は<シラク=志らく>とせよ」とおっしゃった。

彼のご両親=お父上はクラシックのギタリスト。お母上は長唄の師匠。
・・・・・・・・・・・・・・・

どうですか?アートの雰囲気が漂っていると思えませんか?
私は志らくさんの、どの活動を見てもアートそのものに思えるので、せんくらにはぴったりと思って「何をやってくださってもいいので、せんくらにでてください。」とお願いしました。もちろんせんくらの趣旨や概要はお話しました。

さて、その上で彼のような天才はどういうことをやってくれるのでしょうか?
この枠に限ってはそれが全く予想がつかないことが楽しみです。

2枠ありますが、決まりきったことを2度繰り返すはずもなく、単なる前半後半のはずもなく・・・・

「私が責任持つので、彼の才能に1000円払ってください。」といったところでしょうかね。

平井洋 せんくらプロデューサー