雄倉恵子(6)「ドラマのピアノ名曲集後半」2007年09月14日 09時05分31秒


ドビュッシー 喜びの島~のだめカンタービレ
シューベルト ピアノソナタ第16番 第2楽章~のだ
めカンタービレ
モーツァルト トルコ行進曲~のだめカンタービレ

「喜びの島」はマラドーナ・ピアノ・コンクール第3次予選でのだめが演奏した曲です。確かに、装飾音やリズムの変化といった技巧を駆使して多彩な色を出すことが要求される曲で、コンクールの予選にはぴったりといえばピッタリな曲です。

次の「シューベルト ピアノソナタ第16番 第2楽章」こそは、のだめの大ヒットが無ければ、普通は全く知られていない曲で、のだめによって救い出された最たるもののような曲です。サン・マロのリサイタルでのだめさんはメインとしてこのソナタをお弾きになったそうで、ただでさえ、渋いシューベルトのピアノソナタの中でも最も渋い部類のこの曲が、よりによって「せんくら」で紹介されるのもおかしいです。

シューベルトといえば、偶然私がシューベルト記念館で自筆譜を見ている写真があったのを思い出したので、本日使わせていただきました。

で、フィナーレはトルコ行進曲。昨年ちょっと違った装飾音符のつけ方をしたりしてみましたので、今年はまたどう変えようか?と思ったり、「どなたも1年前のことは覚えておられないだろうから、そのままでいいか?」と思ったり、あれこれ思案中です。

仲道郁代(6)2007年09月14日 09時07分33秒


実は、とっても「健康オタク」な郁代さん。
サプリメントはもちろん、体に良いといわれる飲み物、かけるだけで血液の流れを良くするというタオルケットや枕カバー、和食を中心にした食生活、「ビリー隊長のブート・ザ・キャンプ」こそしていませんが、入浴後のストレッチなども心がけているようです。

数日前のブログでも書きましたが、郁代さんの将来の夢は「デビュー40周年にあたる2027年は、ベートーヴェンの没後200年。その時に十分満足のいくベートーヴェンを弾いていること」
数年前は、もう少し漠然と、「かわいい、おばあちゃんピアニストになること」と話していましたから、それが、より具体的になってきたということだと思います。

ところで、この「かわいい、おばあちゃんピアニスト」になるという夢、何かの取材を受けていて郁代さんがこう答えた瞬間、「なれますよ!」とつぶやいてしまったのを覚えています。アリシア・デ・ラローチャさんのように、ステージに登場しただけで、お客様が幸せになれる、そんなピアニストが目標だと話していたこともありました。20周年のリサイタルが終わったら、ひとつの節目でもありますので、またそんなことを郁代さんとも話してみたいと思っています。

さてさて、郁代さんに「おばあちゃんピアニスト」になっていただくために、私たちマネージャーもスケジュール管理に気を配っていき、無理をさせないように心がけています。しかし、ここが郁代さんが一筋縄ではいかないところなのですが、郁代さんが「忙しいほど燃える!」アーティストでもあるという事実です。もちろんハードスケジュールの前は、かなり前から計画的に準備を始め、直前は寝る間を惜しんで毎日を過ごし、体力的にはかなり厳しそうです。しかし、そういう時の方が、むしろ気力が満ちているのか、目が生き生きと輝くのです。少し余裕があって、のんびりできそうな時に限って寝込んでしまったり、何となくリキが入らない様子。

ということで、「せんくら」は、と申しますと、こちらもかなりハードスケジュール。
リハーサルの前日まで金沢で様々な演奏会をし、リハーサル当日に金沢から直接仙台入り。それでも、このコンサート聴けるかなと「せんくら」のスケジュール表を見たり、おいしいお店情報を入手したり、今からいろいろと計画を立てているようです!

仲道郁代のコンサートスケジュールなどは、こちらでチェックいただけます。
http://www.ikuyo-nakamichi.com/index.html

ジャパン・アーツ 寺沢光子